Review & Memo


新ルパン三世
147話 『白夜に消えた人魚』
 




■あらすじ■

ノルウェー、オスロ。彫刻家ビンゲルが不二子をモデルに人魚像
を彫っている。ところがなんとそれはヌード姿。
一枚、もう一枚・・・と下着を脱いでいく不二子に、扉の向こう
でコッソリ見ていたルパンは大慌て。
「そんな奴に裸を見せちゃだめ!」
いてもたってもいられず飛び込んで行ったところ、怒った不二子
がルパンに花瓶をガシャン。

不二子のヌードを存分に見られるビンゲルが憎い・・・と、
アジトに帰って次元らに愚痴るルパン。
とその愚痴をさえぎって現れたのは当の不二子。
ビンゲルが約束を破ったと、今度は不二子が愚痴り始めた。
なんでも人魚像が完成した暁には不二子にプレゼントしてもら
えるはずだったのだが、金に目がくらんだビンゲルはベルゲン
市に売ってしまったというのだ。
不二子に頼まれ、ルパンは人魚像を取り返すことに。(しかし
不二子のためというより、自分が欲しかったのでは?/笑)

輸送列車には銭形をはじめ厳重な警護。
だがそれより問題なのは列車の連結器だ。通常横からはめ込む
連結器が、この輸送列車は銭形の計らいで上下にはめ込む形の
特殊なものを使用しており、人魚像を積んだ車両の前後に、
それぞれ連結部分に上から別の車両をはめ込んでいる。
要するに、人魚像の車両部分を下から抜かなければ連結が外れ
ないのだ。
さらには人魚像を積んだ車両の1つ前には銭形、後ろは腕利き
刑事ニガールが待機している。

さて、どうやって盗み出そう・・・。
ルパンの頭脳勝負、作戦開始だ。
まずは五右ヱ門が秘儀、人間除雪車で氷河の上に列車道を
つくっていく。そこから下は崖。輸送列車はまだだいぶ後方だ。
次にヘリでルパンと不二子が輸送列車の屋根に飛び移る。
そして人魚の車両をはさむ2つの車両を強力なバネでつなぎ、
屋根づたいに
運転室へ。
運転手は眠らせた。これで準備はできた。
列車は線路上の巨大な雪の塊に行く手をさえぎられ、すぐ脇の
五右ヱ門が掘った列車道へと進路を変える。
待ち受けるはフィヨルドの断崖・・・

そして!

列車がジャンプ、車両が空を飛ぶ。
今だっ!と五右ヱ門が飛び上がると、人魚の車両に重りの
ヒモをかけた。
はめ込み式の連結器から人魚の車両だけが外れ、崖下に落ちて
ゆく。
と同時に、前後の車両はバネの収縮でばっちり連結され、その
ままフィヨルドを越えて元の線路へ・・・。
見事成功と喜ぶルパンたち。
ところが、肝心の人魚像は落下のショックで粉々に崩れてしま
った。あぁ残念・・・!
でもやっぱり不二子は本物の方がいい!?


■見どころ■ ポイント:アイディア   貨物の連結を上下にはめ込むタイプにするアイディア、   古い貨物を利用して貨物を宙に浮かせるアイディア、   敵とルパンの相互のアイディア合戦が意表をついて面白い。   ドゴーンッと貨物が降ってきた時の次元の動きもユーモラス。
■データ■ <放送日>  1980年8月11日放送 <スタッフ>  脚本/いとうまさお  絵コンテ/高屋敷英夫  演出/高屋敷英夫  作画監督/北原健雄、児玉兼嗣 <キャスト>  松岡文雄、真木恭介、広瀬正志、山本敏之、田中幸四郎
■プチ用語■ 「愛しておいでですな、彼を」  ルパンを熱く語る銭形に、ベルゲン市長が言った言葉。 「愛するって、凄く痛いことなのね。オマケに冷たい!」  水晶の人魚像は落下の衝撃で粉々。ルパンは不二子に海に  落とされてしまう。そこで言ったルパンのセリフ。


SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO