Review & Memo


新ルパン三世
127話 『直撃!デッドボール作戦』
 




■あらすじ■

ここはルパンのアジト。今宵はルパンも次元も五右ヱ門も、不二
子の弾くピアノソナタに耳を傾けている。そんな優雅な時間を
ジャマする輩が現れた。ピアノの演奏のジャマにならないよう
にと、3人は殺し屋たちを音もなく撃退すると再び部屋へと戻
っていく。
演奏が終わり、ルパンは不二子をベタ褒め。ところがその途端
に歯が疼き始めた。
イタタタタ・・・と頬をおさえるルパン。

その様子をアジトの外から見ていたのは、殺し屋を差し向けた
マフィアのボス、ラーゴだ。彼はルパンが頬に手をやって苦し
んでいる姿を見て何かを思いついた。
そして、一路ニューヨークへ。
ニューヨーク・イヤンキーズスタジアム。試合を終えたイヤン
キーズの選手たちを監督がビールで祝福している。
ところがこの監督はラーゴの変装。ビールの中には選手たちを
操る催眠薬が入っていたのだ。

翌日、ルパンたちはメトロポリタン美術館から世界でたった
一つの“リンゴ型ダイヤ”を盗んで逃走した。
ところが逃げ出す途中で虫歯がうずきだしたから大変。
イタタ・・・と頬に手をやるルパン。するとどこからともなく
鉄球がルパンめがけて飛んできた!
あわてて隠れるルパンたち。どうやら鉄球は帆付きのトラック
の中から飛んできているようだ。ルパンが頬に手をやるたびに
物凄いスピードで飛んでくる鉄球。もう逃げ場はない。
そう思ったルパンは突然路上に出るや、頬に手を当てた!
一斉に鉄球がルパンを直撃する。倒れこむルパン――――
だがこれはルパンの罠だった。服の下に斬鉄剣を仕込んでショ
ックを和らげていたのだ。ルパンは小型ポラロイドカメラで帆
の中を隠し撮りしていた。そこに映っていたのはイヤンキーズ
の選手たちだった。

ルパンは歯の痛みを忘れるため鎮静剤を飲むと、イヤンキーズ
スタジアムへ出かける。待ち受けていたのはラーゴと、ルパン
暗殺を命令されたイヤンキーズの選手たち。
頬に手を当てなければ大丈夫と踏んでいたら大間違い。なんと、
ラーゴが頬に手を当てただけでも命令を実行するように暗示を
かけられていたのだ。

一斉攻撃を受けて逃げ惑うルパンたち。さらには不二子が人質
に取られてしまい、絶体絶命の大ピンチ。
不二子を助けたくば頬に手を当てろ、というラーゴに、観念し
て従うルパン。

だがその時だった。突然アンパイアが現れ、選手を皆退場させ
てしまったのだ。実はこのアンパイアは次元の変装。
呆気に取られるラーゴ。必死に命令を下すが、選手にとって
審判の命令は絶対だ。
一気に形勢逆転したルパンたちは反撃開始。
ラーゴは命からがら退散するのだった。


■見どころ■ ポイント1:意外な才能   グランドピアノを前にプロ顔負けの演奏をみせる不二子。   音楽的才能があるとは意外。   これだけの腕前なら、ルパンならずとも次元、五右ヱ門まで   一緒になって不二子のピアノ鑑賞というのも頷ける。   しかも意外と言えば、この回では五右ヱ門が「某」や   「拙者」ではなく「オレ」を使っていたり。   (この回に限らず、大原清秀脚本は「五右ヱ門」=「オレ」   率が高いように思われる。たまに五右ヱ門のセリフの語尾が   「〜だぜ」だったりするのも大原脚本だったような・・・) ポイント2:「朝日のような爽やかな笑い」   それが「朝日のような爽やかな笑い」なのか!とツッコミを   入れずにはいられまい。ルパンの怪しい笑みに乾杯。
■データ■ <放送日>  1980年3月17日放送 <スタッフ>  脚本/大原清秀  絵コンテ/吉田しげつぐ  演出/三家本泰美  作画監督/北原健雄、朝倉隆 <キャスト>  辻村真人、田中昴、作間功、竹村拓、友生隆久、菅谷勇
■プチ用語■ 『ミナサン、シヨクジノアトニハ、ハヲミガキマシヨウ』  ラスト、歯磨きをするルパン人形。視聴者に歯磨きを呼び  かけて終わる。 ニューヨーク・イヤンキーズ  ネーミングの元ネタはもちろんニューヨーク・ヤンキース。


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