Review & Memo


新ルパン三世
106話 『君はネコぼくはカツオ節』
 




■あらすじ■

ニューヨークの下町。
スターを夢見る売れないダンサー、ビビアン・リーは、ある日たま
たまルパンを見かけてとある計画を思いつく。
翌日、新聞や雑誌の記者を集めたビビアンは飼っていたネコがルパ
ンに盗まれたというウソをつく。
当然そんな話、記者は誰も相手にしない。しかし、最後に残った
「子ども新聞」の記者の質問に、なかば投げやりに答えたセリフが
波紋を呼ぶことに・・・。
盗まれたネコは、実はエンピツのけずりかすを食べるネコだったと
答えてしまったのだ。

その新聞を見て心外したのはルパン。名誉回復のため本物のエン
ピツのけずりかすを食べるネコを探し始めた。
さて、それを見てエンピツのけずりかすを食べるネコというのは
大儲けのネタになるに違いないと思い込んだのがブッチャーと
バッキーの小悪党コンビ。
二人はカツオブシで作ったエンピツをネコに食べさせ、ルパンと
ビビアンを騙そうと試みる。
そして、その猫を見たビビアンはビックリ。この貴重なネコは私
のものよ!
こうしてビビアンとブッチャーたちの間でネコの取り合いが始ま
った。

ところがネコはルパンが気に入ったのか、ルパンにまとわりつい
て離れようとしない。仕方なくルパンはネコを連れてビルの一角
に隠れるのだが・・・

そこでルパンはそのエンピツが本物ではないことに気付く。
それならば、とルパンは次元らに電話でとある依頼をすることに。
ビビアンが呼んだ警察隊から何とか逃げたルパンは、ビビアンた
ちの前に現れる。
そしてそこに、カツオブシで作ったエンピツを縄で結んで、街中
を引きずってきた次元たちの車も現れる。
エンピツには街中から吸い寄せられるように集まったノラ猫たち
が・・・。
ルパンはそのエンピツ付きの縄を投げつけると、ビビアンたちを
ネコまみれにしてしまった。
さて、その後ビビアンたちはどうなったかって?
ビビアンはしたたかにもネコ使いの踊り子としてサーカスの前座
で大人気に。そしてブッチャーとバッキーのコンビは例のエンピ
ツとネコを使ってインチキ商売を始めたとか。
これにて一件落着。めでたしめでたし・・・?


■見どころ■ このシリーズはホント、今更説明するまでもない気が(笑) 普通に見れば(特に旧ルファンからは)思いきりクレームが つきそうなハチャメチャな展開なのに、逆にそれが人気の ポイントなのは言うまでもなく。 ポイント1:ハードボイルドな彼らが・・・   プラカードを持ってネコ探しをする五右ヱ門。   (しかも子供にバカにされている)   鉛筆のけずりカスを食べるネコ知りませんか、とアパート   中をまわる不二子。屋根の上でネコの鳴きまねをしながら、   古典的な罠(カゴ)をしかける次元。思わずププッと笑って   しまうシーンがてんこ盛りなのです。特に次元が可笑しい! ポイント2:ビビアン。   私にとってブロードウェイシリーズの一番の魅力は何と言って   もヒロインの腰の細さ。仕草、歩き方、表情、全てがセクシー   でたまらない。   この回ではビビアンがこれまたその魅力を存分に見せ付けて   くれている。腰の細さはもちろん髪のウェーブの仕方、アン   ニュイな表情もたまらない。   このラインは個人的にかなりツボ。
■データ■ <放送日>  1979年10月22日放送 <スタッフ>  脚本/浦沢義雄  絵コンテ/青木悠三  演出/御厨恭輔  作画監督/北原健雄、児玉兼嗣 <キャスト>  向井真理子、樋浦勉、和久井節緒、松田重治、長堀芳夫、  鈴木れい子
■プチ用語■ 「1950年代、オレは幸福だった・・・」  バッキーのセリフ。同種のセリフの繰り返しが洒落た印象を強め  ている。  向井真理子、樋浦勉は同じブロードウェイシリーズの78話  「ロボットの瞳にダイヤが光る」に続いて出演。 「君はネコぼくはカツオ節」  サブタイトルは映画『君は銃口/俺は引金』から。


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